ハロー、ベイパー。
先日、某テレビ局の深夜番組で、「最近、許せないこと」の街頭インタビューをやっていまして、秋葉原のカフェのメイドさんが、「電子タバコが許せん」と憤っていたことに衝撃を覚えました。
よくよく話しを聞いていると、加熱式タバコのことを言っている様子。
「加熱式タバコと電子タバコは違うんじゃー!」と、「世界の中心でベイプを叫ぶ」状態になっておりました。
色々な考え方の方がいますが、なんかベイプの世の中が、ごっちゃになってきている様子なので、一旦、整理させていただいてもよろしいですか??
目次
米FDAが米国内で電子タバコを販売禁止にする理由
半年ほど前、まさに世界の中心で経済ニュースを叫ぶ通信社、ウォールストリートジャーナル社が、こんな記事を公開しました。
米食品医薬品局(FDA)が、電子タバコメーカーのJuul Labsへ、未成年者が同社製品を好んで利用するワケを答えろ!ゴラッ!レポート出せよ!と要請した事件ですね。
Juul社製のベイプに未成年のユーザが増えていることに危機感を抱いたFDAによる措置です。
そして、この度、ついに米国内で電子タバコが全面禁止になるかもしれない事態に発展しています。
問題になったのはニコチン型ベイプ
日本でも販売禁止になるかも・・・。
しかし、ちょっと待ってください。
根本的に日本と米国では、ちょっと違う事情があるのです。
実は、米国で電子タバコが問題になった背景には、「ニコチン入りリキッド」の存在があります。
同紙の紙面によれば、米国の電子タバコには、フルーツ系のフレーバーと併せて、ポッド1個当たり、タバコ1箱分のニコチンが含まれている商品も存在するようです。
つまり、すべてとは言いませんが、米国で流行っている電子タバコは、ニコチンリキッドが主流ということです。
これを未成年が吸っているワケですからFDAが目くじらを立てるのに頷けますね。
もちろん、Juulが販売するブランドにもニコチンが入っていますし、JTが海外で販売する電子タバコブランドLogic Proにもニコチンが含まれています。
これらを未成年が吸引しているのですから、問題になるのは当然です。
日本のベイプの特徴
一方で、日本で発売されているベイプにはニコチンが含まれていません。
その理由は、薬機法です。
日本では、ニコチンを含むリキッドは薬機法の規制を受け、医薬品に分類されていますから、実質的に販売することができません。
一方で、加熱式タバコは、大手タバコメーカーがタバコとして正式に認可を受けたものなので、一定の規制のもとで販売が可能となっています。
つまり、日本国内で販売されている電子タバコは、加熱式タバコなど、正式に認可をされているもの以外は違法になりますから、ニコチンなどタバコの成分は含んでいません。
もちろん、まだ、解明されていない潜在的な危険性は否定できませんし、電子タバコとタバコの違いを巡るトラブルに巻き込まれやすいため、妊娠中の方や未成年の吸引は推奨されていないものの、完全に規制されているわけではないのです。
この辺りが、ごちゃごちゃしている気がするなーと思うのは、私だけでしょうか??
一旦、整理していただいて、電子タバコ=タバコ=ダメ!ではなく、何がよくて何がいけないのかをしっかり切り分けて、ベイプの存在意義を理解していただきたいなぁ~というのが、私、龍の切なる願いだったりするんですよね・・・。
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