ハロー、ベイパー。
2020年の東京オリンピックに向けて、受動喫煙防止/健康被害防止のための喫煙ルール改正で揺れている、日本のタバコ事情です。
今後の規制にiQOS/プルームテック/Gloなど、新しい「電子タバコ」も含めるかどうかにも注目が集まっていますが、久しぶりにポジティブな情報ソースが届きました。
なんと電子タバコが「喫煙よりはるかに安全である」と「世界で初めての長期電子タバコ使用者」のデータが出たようなのです。
電子タバコの健康被害はほぼない!?
ITV Newsニュースが報じるところによると
「もと喫煙者への影響を調べた最初の長期試験で、電子タバコが健康専門家からお墨付きをもらった」と報道した。電子タバコはニコチンを含むが、タールや一酸化炭素などのタバコの煙に含まれるたくさんの有害物質は含まない。しかし長期使用がどのくらい安全なのかについては議論があった。この研究は181人の元喫煙者が参加した現実世界での長期電子タバコ使用を調べた最初のものであると考えられる。これまでの研究は主に実験室や動物でのものだった。参加者は質問票に答え、呼気、唾液、尿を採取した。現在喫煙中の人に比べて、電子タバコ使用者あるいはニコチン補充療法使用者の有害物質や発がん物質濃度は相当低かった。もう一つ注意すべき結果は、電子タバコと普通のタバコを交互に使用して害を減らそうとする場合にはお金の節約にはなるかもしれないが健康にはほとんど意味がない。「混合使用者」の毒物や発がん物質濃度は非常に高かった。
ということで、電子タバコ(VAPE)で「ニコチンを含む」ものであっても、多くの有害物質を含まないため、今回、世界で初めての長期電子タバコ使用を調べた初めての結果によれば、発がん物質や有害物質濃度が非常に低いとの結果。
この研究は電子タバコとニコチン補充療法は喫煙者の有害物質への暴露を減らすことで害を減らせることの根拠を提供する。この根拠はPHEの報告書「電子タバコはタバコより95%害が少ない」を支持するようだ。
(吸わないのがベストであることは間違いないのだが、政策判断はいろいろ。結局タバコの害の多くは煙のせいなので、煙を出すものは基本減らした方がいいということ。料理だろうとお香やキャンドルのようなものだろうと。)
つまりはタバコNGを激しくいうひとはダブルスタンダードにならないよう、料理の煙も極力出さず、お香、キャンドルも炊かない、そんな生活が望ましいってことですね。
アウトドアできないじゃないか……。
この結果にはまだ疑問も残る
研究者らは、「長期にわたる電子タバコまたはNRTのみを使用する喫煙者は、可燃性タバコの喫煙者と比較してニコチンとほぼ同じレベルを得ることができるが、結果は様々である。 - 可燃性紙巻きタバコを使用するNRTまたは電子タバコの二重使用だけでは、可燃性紙巻たばこの喫煙と比較して測定された発癌物質および毒素のレベルが実質的に低下している」。
ただ、これはあくまで”主流煙”=自分が吸う煙、の話に限定されていますので、他人に与える影響、つまり日本でも”害”として言われている「副流煙」については言及されていません。
まったく害がないとは言い切れないでしょうし、おそらくあるんでしょうけどね。。。それが許容できるレベルなのかどうかが気になるところ。
個人的には電子タバコのニオイが、電子タバコが流行っていくために最大の課題になるのではと思います。
長期電子タバコ使用は「喫煙よりはるかに安全」と「重要な」研究が言う - ブログ - 大田区蒲田 むち打ちなど交通事故治療専門の|グリーン接骨院