ハロー、ベイパー。
発展を続ける中国ですが、現在、中国の中でもっとも発展が目覚ましいのが深センです。
これまで、中国の三大都市といえば、特別市の上海市、北京市、そして広東省広州市が挙げられましたが、今では、広州市を押さえて深セン市が三大都市に数えられるまでになりました。
特に深センは広東省に位置しながら、広東語ではなく普通語(いわゆる中国語)の話者が多く、中国全土から優秀なエンジニアやMBAを取得したベンチャー経営者が集まる、中国版シリコンバレーと化しています。
QQやWeChatを運営するテンセント、通信機器メーカーのファーウェイ、ZTE、バッテリー製品を販売するAnker。これらはすべて深センに本社を置く企業です。
それほど、有能なエンジニアが集まる地域といえるでしょう。
そんな深センの今と最新ベイプ事情をご紹介したいと思います。
目次
禁煙ブームの波に乗る深セン
中国といえば、どこへ言っても道端でプカプカ紫煙をくゆらせる光景が日常茶飯事でしたが、最近は大きく様変わりしています。
各地で喫煙を規制する条例が制定され、違反した飲食店をスマホで簡単に通報できるサービスまで登場。喫煙できるお店も極端に少なくなりました。
当然、道端の喫煙所も数が減り、あまり、喫煙者の姿も目にしません。
しかし、喫煙者が突然、禁煙に成功する訳ではありません。中国の喫煙者も喫煙場所に困りながら自宅で一生懸命に吸っているのです。
このような事情に盛り上がるのが、次世代タバコとベイプ業界。深センの企業が見逃すはずもありません。
新型加熱式タバコ「jouz」の衝撃
ジョウズ・ジャパン株式会社は今年、iQOSのタバコスティックを連続で吸えるように改良した加熱式タバコjouzを発表しました。
もともと、jouz は、2018年2月に深センで立ち上がったブランド。
健康意識の高まりや、飲食店の禁煙化で、これから中国国内で加熱式タバコが広がることを狙った参入です。
電子タバコ(ベイプ)分野でも同様で、2015年以降、毎年のように深センで大規模な展示会が開かれるようになりました。
これらも紙タバコ喫煙者の電子タバコ移行を狙ってのもの。特に、中国国内や、いまだに加熱式タバコが解禁されていない香港のユーザの囲い込みを狙ってのものです。
つまり、これまでは日本や欧米が主要商圏で、中国は生産部分を担う立場だったものが、今後は、中華圏のユーザがお客様になると言ってもよいでしょう。
中国を求めているものは質。そしてそれは深センから
これまでの中国製品のイメージは粗悪で壊れやすいイメージがありましたが、現在は中国の物価も上昇し、都市圏では日本の物価とあまり変わらなくなりました。
これに伴い、中国人の意識も「安さ」より、安全性や質をもとめるようになってきたと言えるでしょう。
従来は安全性や質を提供するのが日本の役割でしたが、現在は、深センに有能な人材が集まることで、高い技術力や独自性を発揮し、電子タバコや加熱式タバコの分野でも、世界を牽引しはじめたと考えてよいでしょう。
中国産のバッテリーやリキッドは危ない・・・。そんなイメージも、過去のものかもしれませんよ。
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