ハロー、ベイパー。
数ヶ月前からpico v2の話は聞いていたんです。試作品の時点から改良点など聞いておりまして、マジほしいわぁと、思っていました。このレビューにあたり、picoはもっていなかったので、魔改造されたモノをクロロさんからお借りしたりと紆余曲折しましたが、毎度のことながらPromistVaporのGabishさんからフライングゲットさせていただきました。2週間使用してのレビューとなります。
提供
目次
pico RTA v2スペック
・シングルコイル リビルダブル タンク アトマイザー
・直径:22mm
・高さ:30mm(510コネクター、DT除く)
・重量:32.8g
・材質:SUS304製メタルパーツ
PEEK製クロスチャンバー、チムニー、インシュレーター、PMMA製タンク(2ml)
・エアホール:1.5mm x 4
・トップフィル:3mm
・スペアネジ x1、オーリング3本(内1本はV1タンク互換用)
(公式picoスペック表からコピペ)
pico v1(まぎらわしいので旧picoはv1と表記します)との違いは後述します。
pico RTA v2開けてみた
ピルケースというか、ガムケースのような、v1と同じですね。今回からPromistVaporのマークがつきました。v1のときから実際にはPromistVaporが行っていたみたいです。
v2のマークがついています。お薬(ピルケース)の方でした。
各ジップケースに入っていました。太いOリングはv1のタンクを使うときに使用します。後述しますが、Vの字をしたフォークは今回から追加されたデッキとタンクの間のパーツを緩めるためのモノです。
アトマイザをばらしてみたの図。v1と比べると1点の追加があります。
追加の1点がこれ。デッキとタンクの間に取り付けるパーツです。これで、タンクの中にリキッドが入っていてもデッキにアクセス可能となります。
ただし、これが取り外すのがとっても大変なのです。素手は無理でした。picoのデッキを外すときに購入した滑り止め防止付きの手袋でなんとか。そこで冒頭にあったフォークの出番です。このフォークで穴に引っかけて回せば簡単に外すことが可能です。
では、順を追って下から見ていきます。
デッキ下部になります。今回からエアホールは6角形のAFCリングによって選択することになりました。
右側が標準のSS製AFCリングで、左側でオプションのPEI製のAFCリングとなります。picoの場合すべてPEI樹脂のウルテムを使用しているそうです。PEI製AFCリングめちゃかっこいい!
エアフローについては1つ穴~4つ穴までを選ぶことが可能です。写真はGabishさんから提供していただきました。
デッキは一回り大きくなりました。また、真ん中のエアホールが2.5mmから3mmへと大きくなっています。
v1はチャンバーの外にリキッドを取り込むためにコットンを出していましたが、v2からはチャンバーの中に収納することになりました。そのため、コットンを収納するポケットが作られています。
v1の場合、レギュラーチャンバーもありましたが、ほぼマイクロチャンバー使用が一般的でした。v2からはクロスチャンバーのみとなりました。今回もオプションとしてPEI製のクロスチャンバーが用意されています。チムニーはタンク調整用にv1の方が若干煙突が高くなっています。
v1とv2のチャンバー口径は13mmと14mmでv2は若干ボアアップしています。
v1のマイクロチャンバーの場合、足を曲げてネジに対して直線でコイルを配置する必要がありましたが、v2は何も考えずにコイルを巻けます。これだけでもv2買う価値があります。
ちなみに、2週間毎日修行僧の様にコイル巻いてビルドしていました。v1のマイクロコイルでのビルドは納得のできるカタチにはなりましたが、スペースドで組むと下手さが露呈してしまいます。v1がちょっと敷居が高かった原因のひとつかなと思います。
v1のタンクの方が0.5mm程度高くなっています。v2の方は、デッキアクセス用のパーツが加わっても0.5mm低くなっただけで全体の高さはv1とほぼかわりません。今回もPEI製のタンクもオプションで用意されました!。これで清涼剤系や柑橘類のリキッドでも安心です。透明になるからPMMAも捨てがたいです。なお、表面はポリッシュしてありますので、リキッドが入ると透明になります。
リキッドチャージ穴が2mmから3mmへ大きくなりました!!ニードルボトルまたは、溢れる覚悟でリキッドチャージする煩わしさがなくなりました。
このようにユニコーンボトルでもガラススポイトでも簡単にリキッドチャージ可能です。v1の時のリキットチャージのしづらさは、改善要求でトップだったそうです。私もそう思います。マジうれしい。
トップキャップはv1と互換性があります。好きなモノを選択しましょう。左から、はじめから付いてくるSS製のトップキャップです。SS製だとちょっと重いのですが、下のデッキの重さとバランスがいい感じです。オプションのPMMA製とPEI製のトップキャップもあります。透明PMMA製の時にはPMMA製のトップキャップがいい感じです。また角が丸まっており、柔らかい感じがします。PEI製はフルウルテムの時の統一感を出したいとき真価が発揮されます。また、PEI製は角が角張っておりシャープな感じです。私は右2つをちょいちょい変えて外に持ち出していました。
SS製のエングレーピングされたトップキャップです。同じく写真はGabishさんのトコからお借りしました。
picoにはドリップチップはついていないのでオプションになるのですが、内径2mmのv1チップと内径5mmのv2チップがPMMA製とPEI製で用意されています。このドリップチップ味は良く出るし、レビューなどでもよくお世話になっています。そして、ほかのアトマイザーにセットしてもすごく映えるんです。全種類オススメしたいところです。
なお、その他交換用パーツとしてデッキ以外のOリング、インシュレータを含め、ほぼ全て用意されています。すごい安心感があります。(落としちゃったとき絶望するわけですが、リカバリできるってすごいことですよ)
ここまで写真を見てあれ?って思う人もいるでしょう。はい。ほとんどのオプション買っていましたw
pico RTA v2使ってみた
ビルドしていきます。後で後述しますが、この順番じゃないとちゃんとビルドできません。
まずは、デッキをオームメータまたは、テクニカルMODに付けて、AFCリングを付けます。好みですが、私は4穴出るようにしました。v2からは簡単にデッキにアクセス可能なので好みのエアフローにします。
次にデッキとタンク接続用の新しいパーツを取り付けます。AFCリングがちゃんと挟まって閉まっていればOKです。
コイルデッキを載せたらコイル付けます。
これはカンタル28G内径2.5mmで5巻、マイクロで組んでいきます。26G、27G、28Gを使用して内径2mmと2.5mm、3mm、0.6~1.4オーム付近で5巻から8巻程度で試しましたが、私の好みだとカンタルで1オーム付近狙いで28G内径2.5mm、マイクロまたはスペースドで落ち着きました。
ちょっと立ち上がり速くしたい場合はカンタルをニクロム80に変更して使用していました。若干抵抗値は下がります。また、0.3mm+0.1mmナロークラプトンワイヤーもオススメです。内径2.5mm5巻で1.3オーム辺りになります。
単線で11~15W、ナロークラプトンで11W~13Wで炊いていました。
高さはどのビルドでもこのくらい。もう少し低くてもいいかなと思うときはあるけど、これ以上はショートが怖いので。ガンガンいこうぜ!はしません。
コイルバーンして1.0オーム。狙い通り。
コイルバーンは写真の様にセラミックピンセットでコイルデッキを押して通電させながらFireするか、クロスデッキを一旦取り付けてFireします。私はセラミックピンセット2本を使いFireしながらコイル整形してました。
コットン折り曲げてポケットに入るぐらい。自信が無ければ、コットンをちょい長めに切ってからリキッド垂らして成形したあとに余分な部分を切るのが楽かも。
リキッド垂らして成形。イイ感じ。
デッキに戻して、次の工程に移ります。
チャンバーを付けます。回しにくかったら、一度コイルデッキを外してチャンバー内に入れてからチャンバーごとデッキに戻すと楽です。チャンバー付けたら両穴が間違っていないか確認と、コットン緩くないか確認します。Fireして確認するときもあります。
チムニー付けます。
タンクを付けてリキッドを入れます。
リキッド入れてるとこ。やっぱ楽だわ。
完成。お約束のPico x pico v2。リキッドはVan&Delのキャラメルアップル。濃くてうまい。
順番守らずに適当に組み立てちゃうと、AFCリングがカチャカチャと音が鳴るほどに隙間ができます。この原因はチャンバーの閉まりすぎでこの現象がおきます。チャンバーをちょっと緩めるとリカバリできますが、ゆるめすぎると通電しなくなったり、リキッドのお漏らしがおきます。
ちなみに、組み上げた以降は特に気にする必要はありませんが、上と同様の隙間が空いた場合も、チャンバーを「ちょっとだけ緩めて」締め直してみて下さい。2週間で1回だけ発生したので、頻度は少ないと思いますが念のため。
きっちりしまった状態。全然違うでしょ?金属の方がカチャカチャ感がわかるけど、PEI製のAFCリングだとわかりにくいかも。
お気に入りセッティング。ニクロム80で28G内径25mm5巻スペースド。
ニクロムでスペースドなんで、ウイッキングは慎重に、慎重に。
青がきれいでちゃんとスケルトンになっていて、ええですなぁ。
リキッドはDEEPVIOLETのRoyal Valentinedと、Sendai Vapor Worksさんの735mountthip_middleです。味?うまいにきまってるじゃないですか。女子力高そうな香り高い味です。TIPも柔らかくなってうまい。
※これのために、無理矢理写真差し替えたんですが、全体の文書の齟齬が発生してリカバリ大変だった。
v1のタンクをのせてみます。チムニーに太いOリングをつけて・・・。
v1の限定タンクが載りました。限定色とかだと特に有効活用したい!と思いますよね。あ、リキッドチャージはv1仕様なので2mmホールです。シリンジボトルからお願いしますね。
もちろんデッキには簡単にアクセス可能ですよ。
pico RTA v2総評
よかった点
- ミニマムサイズのショートタンク、かわいい。
- 見た目サイコー。
- 味が濃いのは継承。
- リキッドチャージが楽になった。
- デッキ交換も簡単になった。
- (結果的に)ビルドがすごく簡単になった。
- タイトMTLからきつめのDLまで対応。
- v1より漏れにくい(使用した結果から)
- 豊富なオプション、保守パーツも万全
悪かった点
- フルオプションだと結構高くなっちゃう
こんな人におすすめ
- 初心者から初RBAを購入する人に
- タンクで何を買えばいいか迷ったら
- 見た目重視で買う人
発売直前ギリギリセーフ?のようなレビューになってしまいました。さて、前回大人気だったミニマムサイズのpicoがv2になって帰ってきたわけですが、大きな改善点がいくつかあります。リキッドチャージがしやすくなった。簡単にデッキにアクセス可能になった。MTLオンリーだったものが、ちょいきつめのDLまで対応になった、あと、v1のとき、マイクロチャンバーがほぼ必須で、選択の余地がなかった訳ですが、マイクロチャンバーだとコイルビルドが本当に大変でした。今回からクロスチャンバーになり1種類のみになったのでビルドが楽になりました。すごく大きいことだと思います。また、v1のタンク、トップキャップが流用可能になった点でしょうか。
オプションが豊富であることは自分だけのカスタマイズがしやすい反面、オプションをそろえると高価になってしまいます。ただ、自分でカスタマイズできるって価格より比重は上なんですよ。VAPEは見た目8割とだれかがいっておりましたが、それ正解だと思います。あと、見えない所なのですが、今回のpico v2本当に精度が高いんです。マイクロレベルで切削を行っているとか、すごすぎます。
まあ、ここからは主観もりもりな感想がはいります。タンクだとどうしても落とすと壊れやすいものですよね。ただ、ほぼ全てのオプションパーツ、保守パーツとして用意されていること、日本国内でサポートされる安心感ってすごいことだとおもいます。
なんといっても、落としてもパーツ毎に買えますので。昨今、非喫煙者のVAPE女子を主体に増えてきていますが、タバコのいやな臭いじゃなくて甘いにおい、おいしいミストとして流行しているようです。
先日ベイプ酒場にお邪魔させていただきましたが、本当に女子が多かった。ビルドが興味あるけど、まったくわからない~。って言う女子も多数見かけました。
そこで、RBAのファーストステップとして、もしくは、見た目を好みに合わせられるRTAとしてはなかなかいいのではないかと。
今回悪かった点がお値段以外無いんじゃ・・・と思える初めてのアトマイザーでした。
※8/7こっそり誤字、脱字、指摘部分を修正。
すでに大半で売り切れていますが、今後も定期的な入荷があるとのことです。9月頭には次の入荷があるかもしれません。最後まで読んでくれた人に耳寄りな情報でした。ナイショですよ。
関連
- Pico RTA V2 レビュー - Gabish Vape Blog - 電子タバコのひとりごと -
- PICO V2 RTA by YellowKiss + PromistVape レビュー 前編
- 「PICO RTA by The Vape」VAPEアトマイザーレビュー - vape道|電子タバコレビューブログ
当ブログ内
- 【デカ過ぎぃ】「DIGIFLAVOR PharaohRTA(デジフレーバー・ファラオRTA)」レビュー!大容量で爆煙したい人におすすめな怪物RTA!何もかも規格外だけどビルドも楽ちんなお手軽?!アトマイザー!【RTA】
- 【RTA】「Geek Vape Ammit 25 RTA」(ギークベープアメミット25RTA)レビュー。アメミットの新型はデカミット!?タンク容量バリエーションありのクラウド・フレイバー製造アトマ【電子タバコ/VAPE/爆煙/アトマイザー】
- 【RTA】「Wotofo Serpent SMM RTA」レビュー。(ウォトフォ・サーペント・エスエムエムRTA)シングル・中空コイルデッキ!【Vapor Lemon/シングルビルド/VAPE/電子タバコ】
動画
-電タバ貴族のChannel- PICOはV2になってもPICOだった with Birks Gubish
-A Bloody Good Vaping - Pico V2 RTA
-DarthVapor Taiwan- Pico RTA V2 by YellowKiss & Promist Vapor - 開箱 Unboxing Review
-Birks Gabish- Pico V2 - How to Build
-Birks Gabish- Pico V2 disassembly
-Birks Gabish- Pico V2 - Extra Parts Intro
購入
現時点のでの取扱店一覧
●オンラインショップ
・Promist Vapor
・Eco-Izm
・VaporCone
・Vape Power
・XAOS VAPE
・VAPP(卸売)
●実店舗
・HAGHT
・Mr.VAPE
・M5+
・Pure Vapor
・Samurai Vapors
・VAPE HOUSE
・VAPE LIFE GARDEN
・Vape Tresure
・Vape Village
・VEPORA KOBE
・Very Very Vape
・48 Style Japan