ハロー、ベイパー。
今回はトップエアフロー&カップデザインでリークフリーなおかつサイドフィルが特徴的なEleaf製の最新アトマイザー
Eleaf LYCHE(イーリーフ・リシェorライチ)アトマイザーをレビューしていきたいと思います。
提供は中国の老舗電子タバコ通販サイトSourcemoreより。ありがとうございます。
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目次
Eleay Lycheスペック
サイズ: 22mm(D) * 59mm(L)
素材: ステンレススチール
容量: 4ml
リキッドチャージ: サイドフィル
カラー:シルバー、ブラック
付属品:予備パーツ、ノッチコイル(0.25Ω)、デュアル0.25Ωコイル(SS316L)、RBAユニット
サイドフィルというのが変わったアトマイザー。横のLYCHEというロゴが入っているポートからチャージする形式です。
JoyetechのCubisアトマイザーに似ていますね。あちらはRBAユニットがついていませんが。⇒【クリアロ】Joyetech CUBISタンクアトマイザー(RBAヘッドなし)をレビュー!漏れなし、リキッドチャージ簡単のベストオブクリアロ!
箱はEleafやJoyetechと同じく高級感・清潔感があって所有欲を満たします。
書いてる途中で気づきましたが、LYCHE RBAヘッドは後付けでシールが貼られていますね。製品作成段階では企画されていなかったということでしょうか。それとも単なる製品パッケージの印刷ミスなのか。
通販サイトなどを見ていてもRBAヘッドの記述がなかったりしますから、もしかしたら開発サイドがリリース間際に「RBAヘッドつけるぞ!」
なんて言い出したのか。いやどちらかといえば経営サイドですかね。
#事件は現場で起こっているんだ!!
あけまーす
箱を開けると一段目が説明書と予備部品。
予備部品はかなりシンプルにOリング、予備ネジ、そして六角レンチ(RBA用)ですね。
どうでもいいですが説明書はともかく予備部品はなんとなく新品なんだし一番箱の底に入れておくとかのほうが、日本人受けはいい気がしないでもないです。
※珍しく細かいことを書いてみる。基本大雑把な人間ですが(笑)
そして本体のお出まし。タンク、RBAユニット(右上)、ノッチコイル(0.25Ω、右下)で、タンクには0.25ΩデュアルのSS316Lコイルが巻かれています。どちらもバーチカルビルドです。
リークフリー・カップデザイン
Cubisと同じく構造的には基本漏れが発生しない、トップエアフロー・リークフリーのカップデザイン。
といううたい文句ですが、実際には後述のビルドのように、自分で手巻きする場合は漏れる可能性があります。上のエアフローから。
たぶんCubisコイルと互換性がある付属SS316Lコイル。デュアル0.25Ωで40-60W対応と表記されています。
一方ノッチコイル側。かなり大きめのバーチカルになっています。
RBAで手巻きします、、が形状に疑問
せっかくなので今回はRBAヘッドで手巻きしてみようかと思います。(その方が後で使う人もコイルが増えてうれしいでしょうしね)
がRBAユニットとタンクの取り付け形状を見て疑問が!
LycheアトマイザーはCubisと同じくコイルがタンクの底に着く形になってまして、普通のRDAやRTAのデッキのようにタンクにつけたままビルドをするといったことができません。
写真のようにデッキを分離する必要があります。
Moonshot RDTAのレビューの時にやった要領になりますね。フリーハンドです。⇒【RTA】200W対応コンパクトな爆煙RDTA! Sigelei Moonshot RDTAレビュー
またシングルコイルビルド用パーツがついていません。2ポストで割と最近の巨大なチャンバー室を考えると狭めのデッキ構造です。デュアルコイルするのはちょっと大変ですね。あとめんどくさいなのでシングルコイルで組みます。
※想定はデュアルコイルビルドだと思います。
RBAデッキ。上下についている切り欠きがジュースホールになり、コットンを垂らして形成します。
構成パーツ。
まだまだ手巻きはドシロートの僕なのでフリーハンドビルドはやや苦戦します。
コイルジグをうまく使いながら、イモネジを緩めてコイルを通していきます。
あ、コイルはSS316Lで、26Gを7-8巻くらい。0.6Ω狙い。
ドライバーンできないぞ!
普段はオーム測定と同時にドライバーン台に載せてビルドするので、ドライバーンで困ったことがなかったんですが、このタイプはドライバーンができない。
Moonshot RDTAもひと手間めんどかった記憶があります(訂正いただきました)
なので写真のようなターボライター(ガストーチ)を使ってコイルの最終形成を行います。まあ絶対しなくてはいけないというわけじゃないので、お好みで。
#そもそもRBAでレビューしてますが
本来は付属コイルでサクっと吸えるタイプのアトマイザーです。
こんなに手間かかりませんので誤解なきよう。
コットンを通してデッキの蓋をしたら、余分な部分をカットします。
ジュースでビチャビチャになりますが供給力に不安がある場合は、先にコットンにジュースを垂らしておいた方が、ドライヒットする確率は減ります。
なおジュースホールに垂らさなくても、ジュースホールの上がコットンでふさがれていればおそらく漏れません。(海外のレビューでもそのようにビルドしています)ビルドが終わったらRBAデッキの上からある程度コットンにジュースを垂らしておきましょう。
なお注意点として、シングルコイルの場合は片方のジュースホールも空のコットンでふさいでおかないと、かなりの確率でジュルリます。
まぁ使う方はデュアルコイルでビルドするでしょうから大丈夫かもしれませんが。自分はシングルで組みましたので両方コットンでふさぎました。
吸ってみた。
組み付けて特に問題も見当たらなかったのでレッツベイピング!
味はそうですね~トップエアフロー調整は左に回すと締まり、右に回すとエアーが入ります。全閉では吸えません。むせます。
味と煙についてはかなり出るほうですね。標準コイルが0.25Ωになってましたから当然かもしれませんが、MODも70Wクラスのもので20-40Wを使用する想定だと思われます。
RBAでのジュース供給能力にも不満はないレベルです。
サイドフィルは必要だったのか?
ロゴの部分を回すとサイドフィルポートが現れます。
ここからリキッドチャージすればタンクを外すことなく、またトップフィルと違って部品が分離することのないメリットがあります。
海外レビューを見ると、タンクにはスペック上4mlとなっていますが4.2mlほど入るようですね。タンク容量+RBAユニットつきの割に小型なのでその点を評価される方はいらっしゃるかもしれません。
あまり必要性は感じませんでしたが、本アトマイザーの特徴ですので一応ご紹介。
まとめ
良かった点
- リークフリーデザイン
- トップエアフロー
- 涼し気デザイン
- 高級感あり
- ドロー軽め
- 味&煙バランス
- 洗浄簡単
- 4.2mlタンクの割に小型
悪かった点
- RBAはおまけ程度(ビルド大変)
- これといった推しポイントがない
- サイドフィルはいらない
- ガラスタンク予備なし
サイドフィルと、RBAユニットまでついてるよ!という点は配慮があると一見思いがちですが、サイドフィルに関してはドロッパーボトルがメインの自分からすると入らないサイズのドロッパーが合ったりして不要。
細いニードルボトルタイプなら十分入りますから、そういった方
特に日本だとKAMIKAZE E-Juiceとかそういうボトルですから、サイドフィルは活用できそうです。
RBAユニットについてはビルドがしづらい、ドライバーンできない、デュアルコイル前提の仕組みになっていて、あくまでついてますよというだけ。
構造上デッキをビルド台に固定できないのがRBAに関していえば最大の難点です。
ただ付属コイルがおそらくJoyetech Cubis互換形状なので⇒言い訳として今Cubisのコイルがプレゼントで出してしまったので無い!(笑)
入手性が良さそうなのは◎。
初心者が最初の一台として購入して、少し慣れてきたら手巻きにも挑戦できるよ!という意図だと思いますから、基本クリアロマイザーとしての利用を想定しているのでしょう。
ジュースの供給力、エアーフローコントロール(トップ)、RBAつきなど総合力は高いと思います、デザインも美しいですし、決して悪くはないですが手放しでお勧めできるほどでもないアトマという印象を受けました。
平均点は高いけど突出したものがないわけです。いやそれって優等生じゃん?って話...。
個人的にはRBA部分が改良されたら太鼓判押したいレベルなので、マイナーチェンジで改良してほしいところですね。
せめてシングルコイルビルド用ユニットを付けて、なおかつデッキ台に固定できるようにしてもらいたいです。
#ガラスタンクの予備ついてないなそういえば。
お勧め層⇒初心者の一台目のクリアロとして。発展でRBAつき
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