ハロー、ベイパー。
ジェネシスビルド/アトマイザーというのは前々から存在を知っていて、フレーバーチェイスをするなら「うまい」と評判の、ステンメッシュを焼いて使うスタイルのVAPEですね。
そんなジェネシスを昔から広められているVAPE VILLAGE（ベイプビレッジ）様より刺客(レビュー提供)として、僕にとっては初めてのジェネシスビルドとなる、
Oxygene MODS（オキシジェンモッズ）「Vampire II ジェネシスタンク」（ヴァンパイアII）を今回はレビューさせていただきます！かなりガチなジェネシスタンク（構造的にRTA）らしいです！
初めてのものって緊張しますが、非常に美味しいと評判ですので、楽しみですね！リキッド本来の味わいをクリア(透明化）させるGenesis（ジェネシス）の魅力を存分に堪能してみたいと思います。
なおジェネシス超ビギナーですので、初めに言い訳を言っておきますが、不適切な表現などありましたら、コメントでご指摘いただければ幸いです。随時修正・加筆していきたいと思います。
提供
VAPE VILLAGE（ベイプビレッジ）/公式サイト
Thanks For Offer！
Vampire II ジェネシスタンクスペック
メーカー名
Oxygene Mods
商品名
Vampire II
セット内容
●Vampire II
●SSドリップチップ
●ステンレスロープセット
●スペアタンク x 2
●スペアOリング & ビス
特徴
●Genesis Style Tank (ジェネシスタンク)
●全長：57mm
※ドリップチップ含む / 10mm
●直径：22mm
●タンク容量：2ml
●エアフローコントロール5段階 (ボトム)
1.2mm to 2.0mm (0.2mm毎)
●MADE IN ITALY（イタリア製）
保証期間
初期不良のみ商品到着後から1週間以内
備考
※この商品はクローンではありません。
※この商品に関しまして返品交換は致しません。
商品パラメーター
●オススメ度★★★★★
●人気度 ★★★★★
●性能 ★★★★★
●デザイン性★★★★★
●初心者向き★
●総合評価 ★★★★★
Genesis(ジェネシス）について
Genesis(ジェネシス）ビルドが何か、大体でしかわかってないのでお勉強してきました。
今のところどんな電子タバコでもリキッドを伝えたり保持する目的の「ウィック」と、発熱させてリキッドを蒸気化するための「コイル」の組み合わせが必要です。通常ウィックにはZippoライターやオイルランプと同様にシリカ系ガラスのグラスファイバーが使われることが多く、焦げたり、掃除が面倒などの問題、そして何よりファイバー臭、あるいはリキッドの味が落ちると考える方もいます。
そこで登場したのがファイバーの代わりに、非常に細い糸状になったステンレスを編み込むステンレスメッシュシートをウィックとして使用する方法が確立されました（されつつあります）。グラスファイバーは電気を通しませんが、ステンレスは金属ですのでそのままコイルを巻いてもショートしてしまうため使用することができません。これを防ぐため、バーナーなどの高温でメッシュをあぶることで、酸化（Oxidize）させた皮膜を作って絶縁させます。これを一度行っておけば、長期間（頻度によりますが数週間～数ヶ月）使用することができるという仕組みです。
引用：心のマスター、Gabish（ガビッシュ）さんブログ
つまり、ウィック(コットン）の代わりにステンレスメッシュを焼いて使えば、ショートしないしOK？って認識ですね。はい。わかりました。
そしてビルドにも様々なお作法があるようなのですが、今回は、JackFrost方式と呼ばれる、ステンメッシュ全体に焼きを最初に入れてから、巻いてみるビルドをしてみたいと思います。
Vampire II ジェネシスタンク開けてみた／使ってみた
ブランドものでも入っているかのようなパッケージング。さすが高級アトマ。
タンク登場！！こういうアトマイザーには珍しく、予備パーツにガラスタンクが2個もついています。長く使えそうですよね。この配慮は他のハイエンドアトマイザーにもほしい。
タンク本体。ポジピンはほとんど出ていません。メカでは使わないですけどね。。確実に。エアフローホールは5段階に調整可能。
そこそこ細いフレーバー重視の標準ドリップチップ。エアー絞ると結構MTLです。
タンクの仕上がりもよく、またステンレスロープ（コットンウィックの代わり(タンク内）がタンク内に沈んでいます。
底面にはロット番号202と、ブランド、OXYGENE,そしてVAMPIRE IIのマーク。
付属品が豊富その２．本体付属以外に合計4本もステンレスロープがついています。なおステンレスロープ自体はホームセンターなどで気軽に入手可能。
使用前に、バーナーなどであぶって機械油を飛ばしたほうが良いようです。目安としては、煙が飛んで赤く赤熱するまで。
2回まで、ガラスタンクが割れても遊べるドン！
初ジェネシスをするためのデッキ、シングルコイルビルドで、デッキ内にコットンを落とすか、ステンレスメッシュでジェネシスビルドするかの二択です。
デッキは一般的なジェネシスの高低差のあるものではなく、デュアルのシングルコイル前提デッキ。
正面から。ジェネシスアトマイザーによく見られがちな、ジュースフィルポートは狭いので、ニードルボトルが必要になりそうです。
デッキの広さはそこそこあるので、ある程度のコイルビルドの柔軟性が保たれていますが、フレーバーチェイス向けにチムニーも細く突出していますし、
ジェネシスにしろ通常ビルドにしろ、カンタルワイヤーで1オーム前後を狙うのが基本になりそう。
構成パーツ一式。タンクは簡単に全分解できます。洗浄もらくちん。
ビルドしていくよ！
ジェネシスビルドの基本
１．ステンメッシュの全面を焼き入れ
２．ステンメッシュを適宜カットして、巻く
３．ステンメッシュにグリセリンを塗る
４．グリセリンを焼く（酸化被膜を作る）
５．３～４を3回ほど繰り返す
６．コイルに通す
７．ドライバーンでホットスポットを除去（火花が飛び散る、あるいは抵抗値がブレている場合は酸化被膜ができ切っていない）
といった感じです。ステンレスのメッシュなので番手は色々あるものの、基本硬い素材ですから、同じ方向に巻き付けていくと細く固くなり、逆側にゆるめると緩くなります。
コイルには、緩すぎず、固すぎないくらい、そう、コットンと同じような要領で通すのがベター。
コットン使用ビルドについては一般的なため、割愛。ステンレスロープは供給がよいらしい。
ステンメッシュは適当なサイズにカットしてから、
黒くなるまで焼き入れします。いろんな情報見てるとどうも写真くらいまで焼いちゃうのは焼きすぎみたい？（手探りなので勘弁してね）
で、まずはカンタルワイヤ―26AWG 2.5mmで巻いていったんですが、さすがにこれは大失敗でした。なんせステンメッシュが通らない。
次に3.5mm径にアップして、無事ステンメッシュを通すことができました。しかし今度は、このステンメッシュをどうやって折り曲げようか、、あれ？曲がらねー！？
っていう壁にぶち当たってしまったわけなんです。
ステンメッシュはグリセリンを塗って、2-3回ほどバーナーであぶって火を入れてやることで、機械油、ごみなどを除去します。
また、癖をつけたい場合は、対角線上に四角く巻いた後、針金などフレキシブルな素材に巻き付けたあと、焼き入れしてクセをつけることで、ある程度自由な形に形成できるようです。
なんだかんだ苦戦した後、とりあえず1オームくらいで落ち着きました。癖をつけるのに失敗しているので、またリトライしてみます（これでもすえましたけど）
これでも、、ちゃんとリキッドは、、保持してくれるんだぜ。。。。
トップキャップがパカっと開くので、正直ドリッパー的な使い方をしてもよいタンクかもしれません。
付属のステンワイヤーロープに、ステンメッシュを巻き付けるというビルドもやれるかもしれないですが、自分のスキルでは、、無理、、、、。（コットン＋ワイヤーロープビルドはよく上がっていますが）
また機会があったら、コットン＋ワイヤービルドと一緒に、ステンメッシュ＋ワイヤーロープの正統なジェネシスビルドもトライしますね。
味は確かにクリア！（ステンメッシュビルド）
ステンメッシュを使ったステンメッシュビルドで、吸ってみました。
確かに味がめっちゃクリアになります。リキッド本来のフレーバーが120%発揮できるというのは間違いないようです。
コットン臭さ、ケミカル臭さなどがないピュアフレーバーですね。
そしてタンクとしてはエアフロー調整が細かくきき、MTL気味～少し煙多めまでエアフローホールが複数開いているのがうれしい。僕はもちろん最小サイズ。ドロー重めで濃厚です。
またRTAとして使うならコットンビルドが一番らくで、ドリッパーライクに使うならステンメッシュで、と使い分けるとよいかもしれません？
再度トライ、Genesis（ジェネシス）ビルド！
ビルドがジェネシスじゃなくてステンメッシュビルドになっちゃってましたので、再度トライ中。
ステンワイヤーにメッシュと、コイルを巻き付けるため、まずはワイヤーの径を計測しました。
大体3mm、くらいかな。このことから、メッシュを巻き付けるので、まあ+0.5mmで、内径3.5mmのコイルを巻いていきます。
Genesisは色々準備が大変！
バーナーでワイヤーもあぶっていきます。赤くなるまで。そしてグリセリンを塗って2-3回さらに焼きます。やけどしないように、水と、緊急時に拾えるよう厚手の布など置いておくとよいかも。
巻き終わったコイル、ステンメッシュ、ロープ。
完成のイメージ図。この状態でバーチカルにビルドすればGenesis(ジェネシス）の完成。
ステンメッシュもワイヤーに巻き付けた後、2-3回グリセリンで焼きます。これで被膜をつくります。
ワイヤー焼き入れ、ステンメッシュ焼き入れ、諸々準備が終わったら、Genesis(ジェネシス）ビルドしていきます！
ホットスポットを除去しながら、コイルの位置などを調整して、吸える準備が完了です！
ステンロープがきつすぎて、メッシュが下に沈ませられなかったので、再度トライ。ステンロープは、複数のステンレス線が巻き付けてあるので、1本抜いて、緩くしてみました。
なんとかこの状態まで持ってこれました。
実際に吸ってみましたが、現在のところビルドがへたくそすぎるせいか、まだ美味しい！といえる領域に到達できず。。練習あとの成果は、後ほど追記します！
コイルを先にビルドして、そこにステンメッシュを巻きつけたワイヤーを通す、、これが正規ルート。
こんな感じでバーチカルでビルドして、、、
抵抗値問題なければ
ステンメッシュを巻き付けたステンワイヤーを通します。トップキャップと触れるとショートするので注意！！
これで一応、Genesis(ジェネシス）、本当に完成！かな。ちゃんとイガらずに吸えており、ピュアフレーバーが楽しめています！
おまけ：コットンビルド
普通にコットンを通すだけ。以上。タンク内からの供給はステンロープで。コットン置くだけでいいので、非常に楽なセッティングです。
海外だとこのビルドしてる人多いですね。やっぱコットンウィッキングは楽ですからね…。味については、普通にうまいです。Genesis（ジェネシス）ほどクリアではないですが、
その辺のクリアロとかRTAのフレーバーは軽くいなしてくれるレベルです。（なお、ステンレスロープは不要です、コットンタンクに落としてください。画像は間違いの例です（笑）
Vampire II ジェネシスタンク総評
よかった点
- コットンの雑味がない、ピュアフレーバー
- 予備ガラスタンク、ワイヤロープなど付属品豊富！
- エアフローが幅広く調整できる
- 標準ドリップチップもそこそこMTL
- ドリップチップ交換可能
- 見た目、質感、高級。
- 全分解可能
- 洗浄らくちん
悪かった点
- ハイコスト
- とにかく(ジェネシス）ビルドが難しい！！極めるまで時間かかる！
こんな人におすすめ
- 上級者向け
- フレイバーチェイサー
- ビルドが好きな人
このGenesis(ジェネシス）ビルドはやっぱり想像以上に難しかったですね。初心者の人がいきなりジェネシスすることはないんですが、
カンタルや、温度管理コイルのワイヤービルドに十分慣れてから挑戦することをお勧めします。ビルドの最上位と言っても過言ではない、Genesis(ジェネシス）。いつかは挑戦していただきたいものです。
苦労のかいだけあって、味わいは、リキッドの味がクリアにでてくれてコットンの雑味は確かに飛びます。
タンクで吸うならこれだけ美味しいのは他にないでしょうね。ただその反面、ビルドのしやすさなど簡便性が相当失われていると感じますので、普段使いでどちらかよいかは、、性格によるんですかね。
ごめんなさいですが、僕はジェネシスはもうビルドしたくなくなりました、、、が、遊び(ホビー）的な観点で見ると、相当煮詰めることののできるものだとは思います。それこそ”ジェネシス”という小カテゴリだけで、本が一冊書けそうな勢いですね。
まあ何が言いたいかっていうと、僕はコットンの雑味も、ガンクの雑味も、楽な分の代償といいますか。日常使いにはちょっと厳しい印象。ともかく難解。ジェネシス奥深い！
しかしジェネシスは、Geekvape Avocadoなど安価にジェネシスが楽しめるアトマイザーもありますから、まずはそのあたりから入って、ステップアップでVampire II ジェネシスタンクのようなハイエンドジェネシスアトマイザーに手を出すのが、
正しい選択かもしれません。
余談：ステンメッシュビルドとジェネシスの違い
センターポールにかなり近い形でダイレクトに煙を取るのがジェネシスと呼ばれ、ステンメッシュの味わいの良さから、それ以外のアトマイザーでビルドすることをステンメッシュビルドといいます。
僕はてっきりステンメッシュでビルドする行為を”ジェネシス”と呼ぶのだと勘違いしていました。（Mr.Kサンクス）
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