ハロー、ベイパー。
世界最大のタバコ販売メーカーであるフィリップ・モリスが、ブランドの値上げに踏み切り話題を集めています。
なぜ値上げに踏み切ったかなど、フィリップ・モリスの戦略を考えてみました。
フィリップ・モリス・ジャパン、紙巻たばこの値上げを申請
フィリップ・モリス・ジャパンは(2018年)6月12日、紙巻たばこの値上げを財務省に申請したと発表した。認められると今年10月のたばこ増税にあわせて、全4ブランド86製品が20~50円引き上げられる。
86製品の値上げに踏み切るとは大きな改革ですよね!
たった20~50円と思う方がいるかも知れませんが、積み重なれば大きな負担です。
フィリップ・モリス・ジャパンは国内たばこ販売2位の実績を持っていますので、フィリップ・モリス・ジャパンが動いたことで他メーカーにも影響がでる可能性が高いと予測できます。
値上げはフィリップ・モリス・ジャパンの戦略?
値上げをするということは、利益を増やすという狙いがあると考えることが自然なことでしょう。
原材料の高騰など、やむおえない事情がある場合もあります。
ここからは管理人の推測ですが、フィリップ・モリス・ジャパンが値上げに踏み切った背景には、2つの理由があると思われます。
1つ目は、紙巻きたばこに対する世論が否定的になっていることです。
「マルボロ」などの人気ブランド含めて紙巻たばこを値上げすることで、世論に対する対策をしたと考えることができます。
しっかりと対策をする姿勢を示すことで、利益を増やすというより世界的にマイナスなイメージが定着しつつある紙巻たばこを販売する会社としてのイメージを向上させる意味合いがあるのではないかと管理人は思いました。
2つ目は、iQOSの売上が伸びていることから、紙巻きたばこのユーザーが減っても、新しい商品で顧客を確保できるという勝算があるからではないかと考えます。
フィリップ・モリス・ジャパンはiQOSを販売しており、人気を高めています。
特に日本におけるiQOSの人気は高いです。
そのため、紙巻きたばこのユーザーが減ったとしての会社としての利益を損なわないという考えがあるからではないかと推測できます。
電子タバコは、紙巻たばこにはない利点がありますから、値上げを機に電子タバコに切り替えるユーザーが増えるかもしれませんね。
本格的な電子タバコの時代がやってきた印象があります。