ハロー、ベイパー。
2018年1月30日、厚生労働省が加熱式たばこ使用における健康への影響に関する調査結果を発表しました。
詳しく見ていきましょう。
加熱式タバコに発がん性物質?紙巻きの4分の1
加熱式の煙に発がん性物質が含まれていることを確認。紙巻きたばこの4分の1以下だったが、「受動喫煙による将来の健康影響を予測することは困難」としている。
厚労省研究班によると、発がん性物質の一つ「ホルムアルデヒド」は紙巻きの4分の1以下、「アセトアルデヒド」は5分の1以下だった。「ベンゼン」なども少量含まれていた。
従来の紙巻きタバコを比べれば大幅に少ないものの、加熱式タバコにも発がん性物質が含まれているようですね。
紙巻きタバコから加熱式タバコに移行すれば、健康へのリスクを抑えることにはつながるでしょうが、もっと良いのはVAPEなどのタバコ葉を使用しない一般的な電子タバコへ切り替えることだと思います。
日本で電子タバコが普及したきっかけとなったのが、大人気番組「アメトーーク」で、加熱式タバコであるICOSを使うアイコス芸人が取り上げられたことでした。
その為、日本においては、一般的な電子タバコよりも、加熱式タバコの方が先に知名度が高くなった背景があります。
電子タバコに関する理解も深まっていますし、加熱式タバコではなく一般的な電子タバコを使うように切り替えたほうが良いのかもしれません。
加熱式と紙巻きで比較したところ、加熱式の方が大幅に少なかったものの、他人に与える影響はゼロではないとして規制対象に加えることを決定。ただ加熱式の受動喫煙による将来の健康影響は未解明として、紙巻きよりは規制を緩くする。
2018年1月30日現在の調査結果がまとめられましたが、まだ健康影響に関しては不明確な点が多いです。
厚生労働省は受動喫煙対策強化の改正案の中で、加熱式タバコも規制対象に加えるとの見解を示していますが、従来の紙巻きタバコと同じく決められた範囲で専用の喫煙場所で吸うのであれば、飲食店でも喫煙可能としています。
ハッキリとした科学的根拠が出ない内は、考えられる最良の案を実行していく方針なのでしょう。
米国のニューヨーク大学はじめ、世界各地の多くの研究機関で着々と研究が進められています。
信頼できる情報が、なるべく早く発表されるといいですよね。
タバコ葉を使わない一般的電子タバコであれば、また違った見解が得られる可能性もあるでしょう。