ハロー、ベイパー。
日本たばこ産業(JT)が、いわゆる「旧 3 級品」と呼ばれる「わかば」「エコー」など 6 銘柄のタバコを値上げする方針を固めたそうです。
2018年4月から値上げできるように財務省に申請を出しました。
JTの思惑を考察してみましょう。
6銘柄のタバコが値上げ!
JTは、6銘柄のタバコに関して2018年4月1日から、1箱40円の値上げできるように財務省に申請たことを明らかにしました。
もともと、旧 3 級品には安いタバコ葉が使われており、税率が低めに設定されていましたが、その特例が廃止されることも受けて、値上げに踏み切ったようです。
今回の小売定価改定の認可申請価格は、たばこ税率の引上げ額の価格への転嫁及び改定後に予想される需要への影響等を勘案したものとしております。
ちりも積もれば山となるといいますが、税率が変わるのであれば値上げもやむなしですよね。
安く購入できることは旧 3 級品の強みでしたが、値上げ後は、販売本数にも影響を及ぼすと思われます。
JTは、下記のようなことも公言しています。
また、当該 6 銘柄については、今後予定されているたばこ税率引上げの都度、段階的に小売定価の改定を行う予定ですが、価格については市場動向を見極めながら慎重に検討してまいります。
市場動向が変われば、今後も価格が変わることは有り得そうですね。
紙巻きタバコは、近年販売本数が下落傾向にありますし、この機会に紙巻きタバコから離れる人もいるのではないでしょうか。
JTはプルームテックに力を入れている?
世界的なトレンドを見ると、電子たばこの需要が伸びています。
JTと言えば、新型の加熱式タバコ「プルームテック(PloomTECH)」を販売していることで有名です。
紙巻きタバコで巻き返しをはかるよりも、電子たばこに力を入れることが販売戦略として自然な印象があります。
プルームテックは、2018年1月17日からコンビニの販売も開始されました。
これまではカプセルのみの販売でしたが、スターターキットが発売されたことで、手に取る人が増える可能性が高いです。
加熱式タバコと言えば、一時期は入手困難な状態でしたが、現在ではだいぶ解消されましたよね。
コンビニ販売が開始され、プルームテックの知名度や人気が高まることが予測されます。
例え旧 3 級品の売上が落ちても、十分利益が見込める商品を確保しているということでしょう。
まだ、プルームテックを吸ったことがない人は、手に入れてみてはいかがでしょうか?