ハロー、ベイパー。
国民生活センターによると、加熱式タバコを乳幼児が誤飲してしまう事故が起こっているそうです。
子どもの安全を守るためにも、しっかり誤飲対策をしておく必要があります。
今回は、誤飲を防ぐ3つのポイントに関して、国民生活センターの注意喚起をもとにまとめてみました。
目次
乳幼児の加熱式タバコ誤飲する事故が起きている
「加熱式タバコ」は、タバコ葉の入ったスティックやカプセルを専用の加熱装置にセットして使用するものです。タバコ葉が入った部分を子どもが食べたという事故が報告されており、多くは1歳5カ月以下の乳幼児でした。
加熱式タバコの使用前の1本分の葉には、食べると中毒症状が現れるおそれのある量のニコチンが含まれています。
加熱式タバコに使われているタバコ葉はとてもコンパクトな分、乳幼児が誤って口に入れてしまう危険があります。
乳幼児の誤飲を防ぐ為に、危険なものは周りに置かないように配慮していると思いますが、加熱式タバコは盲点だったという方は少なくありません。
乳幼児の健康を守るためにも、誤飲を防ぐ対策を講じておく必要があります。
誤飲を防ぐ3つのポイント
ポイント①使用前・使用中の加熱式タバコを子どもの手の届くところに置かない
基本中の基本として、子どもの手の届くところに加熱式タバコを置かないようにしましょう。
「このくらいは大丈夫だろう」と、手を伸ばせば届きそうなところに置くことは危険です。
高い棚の上や、開けられない引き出しの中など、見えない・触れないところに置くようにしましょう。
ポイント②使い終わったらすぐ片付ける
子どもは少し目を話しただけで思いもよらない行動をしていることがあります。
使い終わったら所定の場所に戻し、子供の目に触れない、手の届かないところへ保管することを徹底しましょう。
すぐに片付けることがポイントです。
ポイント③子どもの手の届くところに破棄しない
従来の紙巻きタバコと異なり、使用済みの商品を気軽にゴミ箱に捨てたりしていないでしょうか。
もし子どもの手の届くところに捨てているとしたら危険です。
ゴミ箱の中にあった加熱式タバコを乳幼児が見つけて舐めていたのを親が発見したという事例もあります。
捨てる場所にも十分気をつけましょう。
タバコ葉の入ったスティック等を誤飲した際は、口の中にタバコの葉が残っている場合はかき出しましょう。水や牛乳等を飲ませると、ニコチンが水分に溶け出し、体内に吸収されやすくなるため、何も飲ませずに直ちに医療機関を受診しましょう。
事故を防ぐために、大人がしっかり管理することが肝心です。