200W BOX MODとしては初めて購入したKangertech KBOX 200がようやく到着したのでレビューしていこうと思います。
Kangerのフラッグシップとして18650バッテリーを2本使用するTC(温度管理対応)機能つきの
小型BOX MODです。
その実力やいかに。
目次
KBOX200のスペック
有効ワット数: 7-200W
温度管理範囲: 200-600’F
TC(温度管理)サポート:Ni200/Ti/SS/NiCr
アトマイザー抵抗値 0.05ohm以上
バッテリ:18650*2本
スプリング式510コネクション
Micro USB充電ポート
USBからのファームウェアアップグレード対応
小型の200W MOD
H(84mm) x L(56mm) x W(22mm)
小型サイズをうたっておりTCに対応、また今年のモデルからファームウェアアップグレードにも対応しています。
まずは開封、パッケージは最少構成のみ
箱の中には本体、バッテリーを見えないようにするシール、保証書、マニュアル(英語)、USBケーブルが入っています。BOX MODによくある構成です。
KangerTechは箱に高級感があって、個人的には好きな部類。
本体はやや大きめに感じる。横にデブ。ややデザインは過剰か
510スレッドはスプリング式。ほとんどのアトマイザーに対応します。
実際に手に取ってみると、若干横に大きいので手が小さい人だと違和感があると思います。
女性でも持てないサイズではないですが……。
かなり好みがわかれそうな本体デザイン。ベントホールはいくつか開いていて安心できますが、
割と社名の強調が至る所にあることと、全体的におもちゃっぽい。
バッテリーケースはスライド式。ポジティブ・ネガティブは分かりやすくなっており一方はスプリングなので
18650バッテリーがフラットトップでなくても対応できそう。自分はフラットトップしか持っていませんので試せませんが。(ここにもブランド名が書いてあるんだよなぁ)
ボタン類。先述しましたが、個人的にはここまで見て、おもちゃ感が強いなぁと。
まぁVapeって大人のオモチャなんですが、もう少しボタン類はなんとかならなかったのか。
サイズ感の比較
JoyetechのVTC Miniと比較。
バッテリー2本分だけあって少し奥行きが出っ張っていますね。
小さいことには変わりないのですが。
※本当はCUBOIDと比較したかったのですが、まだ届いてないのでこれで。
バッテリーを入れて使ってみる
バッテリーはハイドレインで25A以上のもの、同じブランド、同じ容量の安心できるものを使いましょう。
電源のON・OFFはパフボタンを5回クリック。
おなじみ、アトマイザーをつなぐとNEW COILの表記。新しいアトマイザーなら+を、
変更がないならマイナスを押します。
液晶の表示反転はプラスとマイナスの同時押し。
ワッテージ増減が少し遅め
とりあえずVWモードで使ってみましたが、ワッテージの増減が200Wあるわりに少しスローに感じますね。
これは事前に海外のレビュー動画を見ても思っていたことなんですが、押し続けたら5Wずつくらい増減してもいいんじゃないかなあ。(1ずつ増減します)
現実的には200Wを使うことはまずありえないので、まぁ困るシーンはほぼないと思いますが。
パフと+ボタン同時押しで色味が変わります
なおちょっと面白いと思ったのが液晶カラーの反転モード。プラス+マイナスの同時押しで液晶の色合いが変わります。まぶしい時に使ったりすると効果的なのかもしれない。
モード変更はパフボタン3回押し
モードは順番にパフボタン3回を押すごとに切り替わります。
Ni200,チタン、Nicr、SUS⇒VWモード⇒Ni200という感じでループします。
UI的には可もなく不可もなく。VTC Miniの表示に慣れていたので少しだけ違和感はありますが。
ただ一点だけ、アトマイザーの抵抗値判定がなぜかバグって
実際の抵抗値と違ったものが検出された(古いアトマイザーの抵抗値)ことが気になりました。
他のアトマイザーをつなげてNew Coil?の画面を出すまでに5分ほど。このあたりはリセットする方法が知りたいところ。バグであればファームウェアアップグレードで改善すると思いますが。
⇒追記。 Eightさんよりコメントいただきました。
液晶を点灯状態にして99.9Ωの表示が出ている時にアトマをセットし、ファイアボタンを押すと正常な抵抗値を読み取ってくれます。
液晶がオフの時にアトマを付け替えると抵抗値を正しく読み取ってくれない現象
液晶オフ状態でアトマイザーを接続するとこうなるんですね。
あとはVTC Miniにはあったパフ中の時間カウントがKBOX200にはなかったですが、
まぁいらないちゃ要らないので別にいいかな。
またキーロックはパフ+プラスマイナス同時押し。
※抵抗値ロック機能がありませんが、Takさんのタレこみおよび自分の今回のビルド経験で、
アトマイザーをつけた瞬間に抵抗値がロックされている可能性がある?(未確認情報)
温度管理
ステンレスワイヤー28G/0.6Ω
相変わらず何の参考にもならない汚いビルドですが、ステンレスワイヤーをシングルコイル、28G、2mmで6巻。0.6Ωくらい。
パフボタン押して温度制御。特に難しいことを考えることもなく、設定温度に到達したら自動的にWを下げてくれます。がVTC Miniに比べると割とせわしなく制御が働いている感じがしますが、、、どうだろう。
というよりリキッドがドライ状態になるとコットンが焦げる前に速く制御を働かせてるような(当然ですが)
カンタルの温度管理もできるとかできないとか・・・。
2日ほど使ってみて……。バッテリーは下から2番目が粘る
バッテリーインジケーターは段階レベルごとに分かれているタイプ。
2500mAh*2で使っていたのですが、下から2番目が粘る粘る。1日吸い続けてても余裕のロングライフですね。
総評:奥行きが少し気になるが、カンガーテックやこのデザインに満足できる人、200W持っていない人は買い
若干デザインがチープでおもちゃっぽい点を除けば、高級感もありバッテリー2本で長時間駆動に耐えるこのModは、200Wを初めて買う人には良いモデルなのではないでしょうか。
ファームウェアアップグレードに対応しているので、将来性もあります。
お値段が200W対応としては格安なのも魅力。(5000円程度)
難点はやはりその奥行き。手が小さい人は持てないかもしれない。
このサイズ感じが苦手な人はKBOX70やTOPBOX MINIを購入したほうが良いかもですね。
良かった点
- バッテリー2本でロングライフ
- 液晶反転モード
- 見やすいワッテージ、温度表記
- クリック感のあるスイッチ
- これでもかというくらいカンガー臭いデザイン
- バッテリーを隠せるシールの気遣い
- 簡単に使える温度管理
悪かった点
- デザインが少々やかましい感(ごてごて)
- スイッチ類がチープ
- 奥行きが太いので持ちづらい
- バッテリースリーブ横のKのベントホールがちょっと怖い
動画
購入
Kanger Kbox 200W TC Box Mod(Everzon)