ハロー、ベイパー&ゲーマー。
最近VAPE吸いながらのボードゲーム&カードゲームにどっぷり漬かってる僕です。
ボドゲ屋さんは禁煙なことが多いので休憩時間に吸うのですけど、アナログゲームは自分で買ってしまえば自宅でいつでも遊べるのがいいですね!
ただいつも遊ぶ友達がいないのが難点ですが(笑)
ボドゲの中でもカードゲーム、それもドミニオン(Dominion)に特にハマっているわけですが、ドミニオンはあまりにもすごすぎて、いろんなクローン系ゲームが登場しており、
今回レビュー(紹介)する「Heart Of Crown(ハートオブクラウン)」もそんなドミニオン系ゲームの中でも特に秀逸とされていてプレイヤーも多い作品です。
目次
Heart of Crown~ハートオブクラウン~スペック(アナログ版)
- 製品名:Heart of Crown~ハートオブクラウン~
- ジャンル:デッキ成長型カードゲーム
- プレイ人数:2~4人 プレイ時間:20~40分
- 対象年齢:12歳以上
- 内容:カード300枚(全46種)+ルールブック1冊
Heart of Crown~ハートオブクラウン~ルール
プレイヤーは後継者となる姫様一人を選んで(それぞれに特殊能力がある)、前半は次期帝国後継者候補のプリンセスとして「擁立」を目指します。
後半は擁立した姫を後継者にするため支援者(VP=勝利点)を買い集めていき、その合計点数が20点になった時点で「戴冠式」が行われ、その状態で自分の手番まで1ターン回るか、合計30点に到達した時点で皇女として「即位」してゲームに勝利します。
ドミニオンと違うところ
- 勝利点を買うだけではだめで、姫を擁立してその姫に点数をあげる必要がある
- サプライのカードが10種10枚ではなく常時ランダム要素がある
- +アクション効果の考え方が「リンク」に変わっている
- +1購入など購入権利の考えがない。場に出せた手札のお金分何枚でもカードが買い物できる
ほとんどドミニオンと同じですが、勝利点の稼ぎ方が「姫」と手札デッキのカードによってかなり戦略が変わるのが大きく特徴的なのがハトクラです。
Heart of Crown~ハートオブクラウン~PC版プレイレビュー
Heart of Crown~ハートオブクラウン~のアナログ版はまだプレイできていませんが、Steam(PC)版を購入プレイしたのでそちらのレビューとなります。なおDLCも導入した状態です。
カードや姫が増えるので今から買うならDLCをまとめて買うのがいいかと。
PC版概要
偉大なる皇帝の突然の崩御――後継者候補は七人の姫君!
さあ、意中の姫を皇帝へ即位させるのです!
国中から支持を集め、対立するライバル候補たちを打ち破れるかは、あなたの手腕一つに掛かっています!
このゲームは、ある帝国の皇位継承者争いをモチーフにしたデッキ構築型ファンタジーカードゲームです。
参加プレイヤーは、共通のデッキからスタートし、自分の戦略に応じたカードを集めてデッキを強化し、最終的な勝利――自分が擁立した姫を帝位につかせる事――を目指します。
PC版「ハートオブクラウン」はカード版「ハートオブクラウン」を元にして作られています。デジタルカードゲームならではの操作性、華麗な演出の数々をお楽しみください。ネット対戦は勿論、ソロのキャンペーンモードやCPU対戦、様々なモードが用意されています。腕を磨いて、あなたの姫君を皇帝の座につかせましょう!
システム要件
- 最低:
- OS: Windows XP以降
- プロセッサー: Intel Pentium 2.0 GHz以上
- メモリー: 512 MB RAM
- グラフィック: VGA シェーダー 2.0必須
- DirectX: Version 9.0c
- ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続
- ストレージ: 250 MB 利用可能
- 推奨:
- OS: Windows 7
- メモリー: 1 GB RAM
- ストレージ: 500 MB 利用可能
トップ画面ではRecords/Versus/Campaing/Config/Quitと分かりやすいメニュー、シンプル過ぎるともいえますが‥‥。
なおキャンペーンは何かちゃんとしたシナリオでゲームが進むのかと思いきや、ちょっとしたストーリーがおまけ程度に入っているだけで少々残念ポイント。
オンライン対戦もできますが、人が少ないので知り合いと遊ぶか、コンピュータと遊ぶかがメインになると思います。
こちらはバリアントルールの採用や、人数(最大4人)、サプライ(カードの種類)セットを決められるロビー画面。入門用から各種サプライのセットが最初から用意されています。
ただ毎回プレイするたびに前回選んだセットではなく、毎度指定しなければならないのはちょっと面倒です。前回指定を記憶するオプションがあってもよい気がします。
チュートリアルが不親切なのはマイナスポイント
チュートリアルは一応用意されているんですが、Steamストアのレビューにもあるとおり非常に不親切で、ドミニオンになれていてもハトクラWikiなどを一度参照して、プレイの流れをつかまないとまともにプレイできません。これは大きくマイナスですね。ただ慣れてしまえばドミニオンオンライン以上にサクサク遊べるので快適です。
あと絵柄がかわいい系なので、自分も最初は抵抗感があったのですが、その辺は好みですね。ゲーム性はとても良いです。
初期デッキはドミニオンと同じく全員手札10枚で、勝利点マイナス扱いの「見習い侍女(みならいじじょ)」が3枚、あとお金の代わりの領地(1金)が7枚です。
手札も同じく5枚になるため、つまり
1-4
2-3
3-2
4-1
5-0
のいずれかの手札になるのでそれとサプライの組み合わせで戦略が変わってきます。これもドミニオンと同様ですね。初手3-2だと、2ターン目が5-0確定するため、5コストのカードを次に買えるという断定ができます。
スピーディーに進むゲーム性は◎
基本的なゲームの流れとしては、前半はデッキの圧縮、お金(土地)の購入をしていってデッキを強化していきます。
ドミニオンと異なりハトクラでは+1購入という購入権利の考えがないため、場に出せたお金の分だけカードの買い物ができます。
ライバルよりも速く後継者を擁立せよ!
ゲームの目標(勝利)は自分が応援する姫を「擁立」させ、「宮廷侍女」「議員」「公爵」といった「勝利点」を姫にささげることで後継者の「即位」をライバルよりもいち早く目指すこと。
姫によって異なる能力を持っていて、これも戦況を大きく左右します。たとえば最初の「ルルナサイカ」は最初から勝利点を6持っているので、残り14点を稼いで1ターンしのげば勝利になります。
また「ラオリリ」は3コストで買わないといけない「宮廷侍女」を最大5枚まで獲得できるので、うまくはまるとすぐに得点を稼ぐことができます。
各プリンセスが持つ能力発動時にはエフェクトが入ります。
20点以上勝利点を集めたターンが「戴冠式」になります。
残りのターン、相手プレイヤーが20点を集めきれなければ「即位」で勝利!
20点集めた状態でほかのライバルが20点に到達せず、自分の手番がもう1度回ってくると「即位」してゲームに終了するという流れです。もし20点以上になったら30点どちらかが集めるサドンデスが始まります。
(この時点で20点に到達していなければサドンデスには参加できません)
擁立するプリンセス(姫)ごとに異なる能力と、その姫に対応したデッキをいかに組んでいくかの戦略性が楽しいゲームです。また勝利点をただ集めればいいだけでなく、
勝利点を買うターンと、勝利点を姫にささげるターンが基本別に考えられているのが戦略性が高くなっているポイント。
またアナログゲームのデジタル版ということで、アナログで面倒だった処理が楽なのはいいですね。アナログにはアナログの良さがありますが、
自宅でVAPE吹かしながら何戦も遊べるのはとても楽しいです!
デッキ型ゲームが好きな方にはかなりお勧めできる作品の一つですので、ドミニオンオンラインとあわせて遊んでみてはいかがでしょうか。
PC(Steam)版は現在出ている全拡張のカードが収録されているわけではないのですが、DLC込みでほとんどのカードが使えますのでアナログゲームをやる前に練習するにはもってこいだと思いました。