【iQOS超え】タバコ葉を燻す新型ロースター「-九雲- by 巻正」レビュー【新世代電子タバコ、Ploomtechもいらない電子煙管】

ハロー、ベイパー。

ベイパーのみなさんは基本的にE-Juiceと呼ばれる「リキッド」を蒸気化させてベイピングを楽しんでいると思います。

世界は広いもので、iQOSのようにタバコ葉やハーブをベースとして「燻す」ヴェポライザーというものが販売されています。

今回はそんなヴェポライザーの一種「ロースター」として新たに国内で販売された「-九雲- by 巻正」（くも まきまさ）をレビューしたいと思います。
（2016年8月時点で国内初レビューとなります）
⇒

新たな時代の電子タバコとして今後、注目を集めそうな一品です。

⇒【面白い新製品】「-九雲- （くも）by 【巻正】」手巻きタバコの葉を直接加熱できるロースター（ヴェポライザー）【電子型キセル】

提供

MICRO TOBACCO SYSTEM CO.,LTD （MAKIMASA)

Thanks for offer!

20歳以上の方は続きを読むから本レビューの続きをどうぞ

前提と注意

• 筆者は現在電子タバコオンリー（VAPE)で、リアルタバコに触れていません。味の感想が喫煙者とは異なる可能性が高いです。
• 本製品は明確にタバコ製品ですので、VAPEと同様20歳以上の方のみご利用ください。
• VAPEで禁煙中の方には推奨しません。

VAPEをリキッドだけで純粋に楽しんでいて、タバコを思い出したくない方は本レビューは余計な好奇心を刺激しますので、
お読みにならないでください。

また未成年の方の閲覧もおやめください。お願いします。そっ閉じで。

Makimasaブランドの歴史

RYO(Rolling Your Own・訳：自分で巻く)の製品を1995年より扱ってきましたが、どうしても日本人好みの製品がなかなか見つからず、こーだったら良いのになと、いつも考えていました。

2010年ごろ、ある友人からゲンテ○○ティックという深雪用&SnowSurfという新しいジャンルの国内スノーボードブランドの板を貸してもらいスノーボードの乗り方に固定観念が合った当時、雪山でサーフィンしている感覚で滑走が出来る板なので強い衝撃を受けました。雪山でサーフィンをしようと日本人が発想したアイデアから生まれたものです。

弊社でも、海外ブランドとはひと味違った日本人の発想で国内の市場に合った商品作りをしていきたいと思いました。そんな発想から生まれたブランドが【巻正】です。

今後、徐々にですが商品数を増やしていきたいと思いますので、ご支援の程よろしくお願い致します。

五十嵐　快英

ブランド名の由来

【巻正】漢字とは便利なもので読んで字のごとく、『巻くのが正しい』『巻くのが正解』『巻くのが正義』。【巻正】の商品を愛用者の方々の考えかた次第です。その様なブランドが【巻正】です。

歴史

2012年8月　クラッシック・ローリングマシーンとクラッシック・ローリングベルトから販売を開始する。

2013年7月　RYOプラステック・フィルターをオランダFilTipと初のコラボ

Makimasaブランド自体は手巻きタバコ関連の喫煙具を製造販売しており、
今回電子タバコ系アイテムのファーストリリースとなります。

-九雲- by 巻正スペック

電源ボタン長押しで吸引、１０秒カットオフ
フル充電：約１００回吸引可能
充電目安時間：２-３時間
クリーニング目安：３０-５０吸引ごと

マニュアル

■クリーニング方法：付属のブラシ・綿棒・アルコール・パイプタバコ用専用クリナーをご用意して下さい。
●個々のパーツを分離させ、内部や外側をクリーニングして下さい。
●クリーニングの目安は 30～50 吸引毎です。
■注意：　
●使用時、煙草が焦げたり燃えますので、火の元には十分注意して下さい。●②ロースター③加熱室及び④バリアー部分が加熱時高温になりますので、加熱時は①バッテリーを持ち決して触れないで下さい。
●※1 短時間の間、加熱を繰返すと②ロースター③加熱室及び④バリアーが　　非常に高温になりますので、時間を空けてご使用下さい。

http://www.microtobacco.co.jp/images/products/KumoManual01.pdf

開けてみた

パッケージはこんな感じでシンプルです。

アトマイザー部分にあたる燃焼室とドリップチップ（ラバー）、そしてバッテリーに加えて、掃除用のブラシと充電器がついてきます。

裏面。購入から3ヶ月保証があります。安心ですね～。

の前にパッケージ重量計測。65.41g！軽い！

そして本体は驚きの40g切りで39.4g！リキッドもチャージしないタイプですから、これはすごい。

ホワイトカラーですが、マットな質感があり手触りがよく、
かなり細いです。VapeのBOX MODの大きさに比べるより、スティックタイプのeGoバッテリークラスですね。
胸ポケットにしまえなくもありません。

ロゴに高級感あり。

バッテリーはeGo形状。ここは510規格にしてほしかったですねぇ。一般的なバッテリーも使えますから...（構造的にはメカニカルでも使えるのでは？と思いましたが非推奨です。持ってないので試せません）

燃焼室。電熱線が入っており、ここにタバコ葉やハーブを入れて加熱（ロースト）して喫煙します。

ドリップチップをはずしたところ。一応粗目が切ってあるので、基本的に灰が飛んで来ることは少ないですが、気になる方はコーヒーフィルターや、コットンをカットして入れておくと良いでしょう。

使ってみた

いくつかタバコ葉を入手しておいたので、バニラフレーバーの葉っぱで喫煙してみます。

手巻きタバコ用の道具、身内の喫煙者にプレゼント予定です。

すい方は簡単、ただし頻繁な補充が必要

燃焼室（電熱線があるところ）にタバコ葉（普通のタバコの葉っぱでもOK)を詰めます。詰め込み過ぎないようにするのがポイントかと思います。

電源押しっぱなしでLEDが青く点灯してお知らせしてくれます。

あとはスイッチを押し続ければ吸うことができますが、
電熱線でいぶして吸う関係上、あたたまるまで少し時間がかかります。

VAPEと比較するとこのへんがアナログに感じて、やや煩わしく思ったのと、加熱されて吸えるとき一気に煙が来ることがあって、ゴホッと喉をやられる時がありますね。

水蒸気プハー！という感覚とは全然違う感じです。

説明にも書いてありましたが、3－5服程度で詰替が必要なのと、
また燃えカスが出るので普通のタバコよりはゴミが少ないものの、
ゴミが出ること、またVAPEと違ってタバコ葉を燃焼させているため、副流煙の問題にはVAPE以上に注意したほうがいいでしょうね。

電子タバコOK、タバコNGの場所では多分ダメです。
自宅と喫煙所で吸いましょう。

味はタバコ

ただ味そのものは、懐かしいタバコそのものの味で、雑味がなく美味しいですね。というかほぼタバコそのものです。むしろ無駄な添加物がないので美味しいと思います。

一方VAPEだと甘いのが基本で、苦味はフレーバーで再現していますが、
九雲の場合タバコ葉をローストしているので、苦味とかタバコの酸味？が強く感じられますね。元喫煙者や、タバコをたまに欲しくなる人にはうってつけかと思います。

久々にヤニクラ喰らいました（笑）

お得な吸い方：市販のタバコ葉を使用する

九雲-の経済的で簡単な使用方法ご紹介します。
刻みの長いシャグを使うより、刻みの短い紙巻タバコ葉を使った方が装填も簡単ですし、より効率良くタバコの葉をローストできます。
1、紙巻タバコをほぐしながら、加熱室に装填
2、紙巻タバコの量は加熱室の半分ぐらいが目安です。
3、83mmの紙巻タバコの1/5〜1/8位の葉を装填するのも目安です。
4、詰め込み過ぎないよう、隙間を多くの作るのがポイントです。
5、喫煙を開始して2〜3服位すると煙がでなくなります。
6、ここからが最重要ポイントです。ここで本体を数回シェイク‼️
7、シェイクする事により満遍なくタバコの葉をローストできます。
8、弊社の測定ですと1回のタバコの装填で5服出来ました。
9、確かISOのタール＆ニコチンの紙巻タバコの測定吸引回数9回で、紙巻タバコの表示になっています。
10、そう考えると、1本の紙巻タバコを約25〜40吸引できるとはスーパー経済的です
注意)本体をシェイクしすぎると、ローストされた葉が口に入りますので、フィルターの穴をアセテートフィルターで塞ぐのも一つの手

本体にはこのようにリアルタバコの葉を詰められます。

 

by 公式FACEBOOK

追記：バッテリー容量と各ヴェポライザ比較

バッテリーチェッカーでバッテリー容量を計測してみました。

4.11V、この時点で若干使っているので4.2V前後はありそうです。

左は高機能型ヴェポライザ（温度管理機能つき）ですが、本機と異なるのは燃焼室に直接タバコ葉を置くのではなく、セラミックルーム内でタバコ葉を加熱する形。本機は直接電熱線で炙ります。

バッテリーはEVODでeGoタイプ

形状から見てバッテリーはEVODとのこと。eGoタイプの口金であれば互換性があり使用が可能です。KamryのX6、X7、X8や、OnecaseさんのX8 Twistなども利用できそうです。

総評

良かった点（対VAPE)

• リアルタバコの葉を使用可能
• 買ってすぐ使用できる
• ローストするタバコ風味は美味しい
• まさにタバコそのもの 
• お手軽
• 簡単
• （タバコ葉によるが）良い匂いがする
• 一服の回数が少ない

悪かった点（対VAPE)

• 連続喫煙できない
• 少量しか入れられない（補充が面倒）
• 葉っぱのカスが邪魔に
• バッテリー容量が少ない
• ロースター部分が熱くなる
• 掃除が面倒

こんな人におすすめ

• iQOSやプルームテック（Ploomtech)が手に入らない人
• 手巻きタバコをやったことのある人
• VAPEで物足りなさを感じている人

商品の性質上、リアルタバコに触れていた人が手を出しても良いもので、
VAPEから初めて吸っている人は絶対に手を出さないでください。
タバコ葉やリアルタバコの葉を使用するわけですし、
燻すわけですから火の元にも注意です。

ただ味についてはやはりリアルタバコの風味だけを強化した感じでとても喫味が良いですね。思わずリアルタバコを買いに走りそうになりましたが、ぐっとこらえております。

また匂いについてもiQOSと同様に、タバコ葉を燻すわけですから、有害なニオイ成分が出ないのか、非喫煙者の家族や友人にかがせたところ「タバコより臭くない」と言われました。※タバコ葉に依存します。VAPEでいうリキッドと同じです。また人によっても感想は異なります。

iQOSが売り切れ続出で手に入りにくい現状,
iQOSよりもメンテナンス性に優れていて、
iQOSよりも気軽に入手でき、
iQOSより安い
「ー九雲ー」本製品はこれからVAPEや電子タバコの新たなワンシーンを築いていくのかもしれませんね。

伝統工芸品である「煙管（きせる）」に対して、
こちらは新時代の「電子煙管（きせる）」とでも呼べるのではないでしょうか？

一方で本体の性能としてはiQOSよりマシなもののバッテリー性能が貧弱ですぐに充電が必要なのは、ややヤキモキします。
18650バッテリーを入れ替えられるタイプで長く使えるほうがいいのですが、世界の市場を見てもそのようなヴェポライザーMODはないんですよね。

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