イスラム教で電子タバコが禁忌になったようです。海外のお話ですが、日本にも規制の波がくるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
報道されたところによると…
イスラム教は健康へ間接的な悪影響を与えるものも禁止
21日、マレーシアのナショナル・ファトワ・カウンシルは電子タバコをイスラム教上の禁忌である「ハラム」に指定した。理由としては宗教的な観点と健康に害をもたらす恐れがあることを挙げている。
同カウンシルの議長を務めるEmeritus Tan Sri Dr Abdul Shukor Husin教授は「イスラム教シャリア法に照らし合わせてみると、電子タバコは健康に有害である。イスラム教は信者が健康に直接的、又は間接的に悪影響を及ぼすものを使用すること禁止している。」(THE STRAITS TIMESより引用)
と述べた。
現在のところマレーシアではペナン、ケダ、ジョホール、クランタンの4つの州が電子タバコを禁止している。
同氏はまだ電子タバコを禁止するファトワを発令していない他の州も、同カウンシルの例にならうことを強く促している。
また違うサイトではこのようにも書かれています。
イスラム教にはラマダンという特別な期間があります。この期間は日の出から日没までの間、飲食が一切禁じられます。夕方以降ににお粥や山羊のミルクなどをまとめて摂り一日分の食事とします。注意しなくてはならないのが、この期間は飲食だけでなく嗜好品が禁止されるということです。よって喫煙は禁止の対象になります。イスラム国にも煙草や電子タバコを愛飲する人は多いですが、彼らは毎年この苦難に耐えています。
~中略~
ラマダンの間、非イスラムの旅行者に対して飲食や喫煙を制限する場合があるのです。とくにサウジアラビアでは、期間中に外国人が公共の場で飲食や喫煙をした場合、国外追放すると発表
ソース:http://syuukyou-tabaco.com/kono8.html
まだ健康被害があるかどうかも断定できていない状況ですが、疑わしきは罰せずじゃなく罰する、なんですかねぇ。
またこういった情報もあります。
「電子タバコは当面禁止しない」
投稿日: 12月 26, 2015
(マレーシア)マレーシアのファトワ(宗教見解)協議会(NFC)が12月21日、電子タバコはイスラム教徒にとって有害で禁止する=ハラム(禁止行為)=見解を発表した。しかし厚生省は22日、使用を禁止しない政府決定に変更はないと発表した。
「政府は閣議で、先に電子タバコ規制を決議した。当面、それで充分だ。今後の対応は未定だ」(ヒルミ副厚相)。
規制措置だが、今のところ、禁煙エリアでの電子タバコの吸引がすでに禁止されている。ジョホール州とケランタン州は2016年1月から電子タバコの販売を禁止する。
ソース:https://nangokushimbunnews.wordpress.com/2015/12/26/%E3%80%8C%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3%E3%81%AF%E5%BD%93%E9%9D%A2%E7%A6%81%E6%AD%A2%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8D/
仕方のないことですが普及に伴って規制の動きは強化されていますね。
日本でも厳しい規制がお粉れないよう電子タバコのマナーは徹底しましょう。
EU 諸国における電子タバコの規制の状況(引用)
フィンランド ニコチンもしくはニコチンを含む製品は、医薬品としての規制。公告宣伝が規制されている。 フランス ニコチン含有量や濃度が 10mg、20mg/ml を超える場合はは、医薬品としての規制。 ドイツ ニコチンもしくはニコチンを含む製品は、医薬品としての規制。 ギリシャ たばこ関連法のもと、ニコチンを含む製品は、保健省の承認を受けた場合以外、使用は禁止。 ハンガリー ニコチンもしくはニコチンを含む製品は、医薬品としての規制。 アイルランド 特別な規制なし イタリア 16歳未満への販売を禁止。 ラトビア 特別な規制なし リトアニア たばこ関連法のもと、ニコチンのありなしに関係なく、たばこの模造品として禁止。 ルクセンブルク ニコチンを含むが、たばこからの抽出成分を含まない製品は、医薬品として規制されている。たばこからの抽出成分を含む製品は、たばこ関連法の規制に服する。 マルタ ニコチンを含む製品は、たばこ関連法の規制に服する。 オランダ ニコチンもしくはニコチンを含む製品は、医薬品としての規制。 ポーランド 公告宣伝が規制されている。 ポルトガル 特別な規制なし ルーマニア ニコチンもしくはニコチンを含む製品は、医薬品としての規制。 スロバキア ニコチンもしくはニコチンを含む製品は、医薬品としての規制。 スロベニア 特別な規制なし スペイン 特別な規制なし スウェーデン ニコチンもしくはニコチンを含む製品は、医薬品としての規制。 イギリス 特別な規制なし
マナー守ってVapeしましょう
電子タバコ(Vape)の地位を維持するためにはVapor一人一人がマナーを守っていくことしかありません。リアルタバコと同じですね。特にリアルタバコと同一だと誤解されやすいVapeですし。
以下のことが自分が考える電子タバコマナーです。
- 電子タバコの喫煙は屋外・屋内問わず喫煙所のみ!個室。喫煙可場所はこの限りにあらず
- 20歳未満に吸わせない。
- 他人への電子タバコのにおいを配慮する
- 電子タバコの煙を配慮する
- リキッド、バッテリーの保管と取り扱いに注意する(事故を起こさない)
こんなところでしょうか。みなさんが配慮されているマナーや、マナー違反の例があったらコメント欄でお願いします。