Joyetech eVic VTC-Miniの最新ファームウェア3.0から、TCRモードという新モードが搭載されています。
これの使い方は「温度管理で使う「TCR」のこと（Vape Begginer）」のエントリで詳しく解説されていて
今更なのですが、興味があったのでマニュアルを和訳（意訳）してみました。ご参考までに。
目次
マニュアル原文
TCRとは何か
全ての（ワイヤーの）材質で温度が上昇すると内部抵抗値が上昇します。これと併せて抵抗値も変化します。温度に基づく抵抗変化率を「抵抗温度係数」と呼び、いくつかの基準の温度と、温度の変化による抵抗変化値から、PPM/°Cの単位であらわされます。
解説←簡単にいうと素材ごとに抵抗変化値が違うから、それを利用して温度管理しちゃおうというモード。素材ごとの抵抗変化値さえわかればどんな材質でも対応できてしまう。
eVic VTC-MiniのTCRモード
これはeVic-VTC Mini 新ファームウェア3.0で初めて適用されたTCRです。
3つのオプション(M1,M2,M3）ごとにそれぞれのTCRをカスタマイズすることができます。
TCRの設定方法
パワーオフ状態（パフボタン5回押し）で、パフボタン＋右のボタンを5秒間同時押しします。
TCRセットメニューが表示されます。
TCRの素材ごとの値
|
素材 |
TCRの値 |
| ニッケル | 600-700 |
| NiFe | 300-400 |
| チタン | 300-400 |
| ステンレススチール(303,316,317) | 80-200 |
- メモ：シート内のTCR値は実際のTCR値から10⁵倍されます。
- TCRの数値範囲は1から1000までです。
※補足 カンタルはTCRが0.28のため、VTC MiniのTCRでは制御不可能。
どのようにTCRを使うか
TCR設定が終了したら、パフボタンを5回クリックして電源をONにします。それから特定の材料用のTCRモードを選択します。
- パフボタンを3回クリックして正しい材質用のTCRモードを選択します。
- TCRモード内に入るために右ボタンをクリックします。
- インジケータが点滅中に左ボタンをクリックするとサブメニュー項目（M1,M2,M3)に移ります。
- 右ボタンをクリックしてM1,M2,M3を切り替えます。
- パフボタンをクリックすると適用され、使用が可能です。
原文マニュアル：http://www.joyetech.com/wp-content/uploads/2015/09/How%20to%20use%20TCR.zip
調整方法
Vape-Begginerさんのエントリに詳しく解説。
実際使っていく中での調整の方法としては、
・ミストが強すぎる（熱くなる）
⇒実際の温度上昇に対する抵抗値変化に対して、設定したTCRが大きい基盤が「これぐらい抵抗値が上がるまで出力かけ続けなきゃいけないだろ」と思っているのが大きいという状況です。
この場合は、TCRを下げます。・ミストが弱い（すぐに弱くなる、少ない）
⇒実際の温度上昇に対する抵抗値変化に対して、設定したTCRが小さい
ファームウェアのダウンロード
Version: Firmware V1.02
Version: Firmware V1.10
Version: Firmware V1.20
Version: Firmware V2.0
Version: Firmware V3.0
が含まれるVT Softwareのダウンロード
eVic VTC-Mini/Cuboidの購入
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