日本とカタール、2023年アジアカップの栄光を目指す
日本は今週金曜日から始まる2023年アジアカップで、2019年アジアカップ決勝で敗れたディフェンディング・チャンピオンであり、ホスト国であるカタールを打ち負かすために、優勝する決意を固めている。
1月12日(金)に開幕したカタールでの第18回アジアカップで、日本は優勝カップを掲げる決意を固めた。
ルサイル・スタジアムのような象徴的な会場を持つカタールで開催されるこの大会は、2月10日の決勝戦まで4週間にわたって行われる。当初、アジアカップは昨年の夏に中国で開催される予定だった。しかし、中国のCOVID-19の規則が厳しかったため中止となり、カタールが新たな開催地となった。
アジアカップで4度の優勝を誇る日本は、2019年の決勝でカタールに敗れた雪辱を期す。これまで日本は1992年、2000年、2004年、2011年に優勝している。
日本代表の森保一監督は、過去の敗戦を過去のものとし、ブルーサムライチームを5度目のタイトル獲得に導く決意を固めている。2023年のAFC年間最優秀監督である森保監督は、1992年のアジアカップで優勝した日本代表の元選手であり、豊富な経験をもたらしてくれる。
日本代表の最近の素晴らしいパフォーマンス
日本代表の最近の成績は素晴らしく、ここ10試合で印象的な勝利を収めている。日本は2023年には10試合中1試合しか負けていない。特筆すべき勝利は、先日の非公開のウォームアップゲームでヨルダンに6-1で勝利したことだ。
イラン、韓国、オーストラリア、サウジアラビア、カタールといった手強いライバルたちに明確な警告を発している。
日本は2022年ワールドカップでの目覚ましい活躍で、カタールでの良い思い出がある。ワールドカップ・グループステージでドイツとスペインを破り、観戦する人々を驚かせ、ワールドカップベットに賭けたが、ベスト16でクロアチアにPK戦で敗退した。
元旦に森保監督が指名した26人の選手のうち、20人は現在ヨーロッパのクラブでプレーしている。最新のFIFAランキングで17位にランクされているサムライブルーは、1月12日から2月10日までカタールで開催される大会期間中、AFC最高位のチームとなる。
欧州のスター選手が多い日本代表
日本代表には、三苫薫、遠藤航、冨安健洋、久保建英といった欧州リーグのスター選手が名を連ねている。森保監督は、ブライトンのFWが足首を負傷しているにもかかわらず、三苫薫のメンバー入りにこだわり、2019年の決勝で敗れた悔しさを晴らしたいという日本の強い意志を強調した。
日本はアジアカップのグループDで、日曜日に東南アジアのベトナムと対戦する。サムライブルーはその後、イラク、インドネシアと対戦する。
一方、ディフェンディング・チャンピオンのカタールはホームでのアドバンテージがある。 2022年ワールドカップの開催国であるカタールは、ワールドカップの試合結果の悔しさから立ち直ることを目指している。前回のアジアカップの覇者であるカタールは、前月から監督を交代。カルロス・ケイロスに代わり、タンタン・マルケックスがカタールの監督に就任した。しかし、この交代劇は、アジアカップに向けた新監督の準備不足を懸念させるものでもあった。
AFC会長からのエール
アジアカップ・カタール2023を前に、アジアサッカー連盟(AFC)のシャイフ・サルマン・ビン・エブラヒム・アル・ハリーファ会長は大会の成功に自信を示し、カタールサッカー協会と現地組織委員会の努力を称賛した。
彼は、FIFAワールドカップを象徴する会場での大会開催、女子マッチオフィシャルの参加、全51試合への半自動オフサイド・テクノロジー(SAOT)とビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)システムの導入など、今回のアジアカップのユニークな点を強調した。
シャイフ・サルマンは、今大会が一連の「初物」であると宣言し、フラッグシップ大会を改善し、選手、チーム、関係者にとってワールドクラスの舞台を作るというAFCのコミットメントを強調した。
彼は、このアジアカップがアジアサッカーにとって歴史的な瞬間になるだろうと楽観的な見方を示した。
「同時に、私たちは、これまで以上に多くのファンを興奮させ、魅了するというミッションに軸足を置いており、AFCアジアカップ・カタール2023™がアジアサッカーの最高の時として記憶されることを確信しています」と、シャイフ・サルマンは語った。